|目標を「書く」より【9倍】有効な最先端の方法
イェール大学の1953年の目標設定実験
(Yale’s 1953 goal study)
目標達成や夢実現に
興味のある方ならば
一度は聞いたことがあるでしょう。
しかし、2020年、衝撃の事実が
発表されました。
多くの成功者がセミナーでも語っていましたが実は、
この実験自体がそもそも存在しなかったと言うのです!
1. 世界中の成功セミナーで最も語られたエピソード
先ずはどういう内容だったか一緒にふりかえります。
1953年、研究者がイェール大学の
卒業生を対象に調査を行い、
彼らのうち何人が将来の具体的な目標を
書いたものを持っているかを調べました。結果はわずか【3%】でした。
その10年後(20年後の説もあり)
追跡調査で、この【3%】のメンバーは、
クラスの他の【97%】のメンバーを
合わせたよりも多くの
個人的な金融資産を
蓄積していたことが判明した!
そんなストーリーです。
「目標を書かないと!」という
気持ちに嫌でもなりますよね。
毎日毎朝、目標を手帳などに書き記憶に定着させる、それが成功の秘訣だ!
「書き出す」といった身体的な動きをともなうと、目標をより現実的なものに感じられる効果があるとのこと。(←とのこと。これが実験結果を指していますね)
目標を書き出す際の注意点としては、「〇〇したい」ではなく「〇〇する」という書き方にすること。そうすれば、達成できなかったときの言い訳の余地が残りません。
また、書き出した目標をいつでも目に入るところへ掲げておくことも重要だそう。書いた紙を壁に貼ったり、付箋をパソコン画面に貼りつけておいたりすると、目標を常に意識できますよ。
目標の設定の仕方について参考になれば
目標を立てるときは、「SMART」の法則に当てはめるのもおすすめです。「SMART」の法則とは、
「具体的(Specific)」
「測定可能(Measurable)」
「到達可能(Attainable)」
「価値(Relevant)」
「時間制限(Time Bond)」
という5つの要素の頭文字をとったものです。
少し解説をしますと、「測定可能」という要素は、日々の進捗を測れるような目標設定を意味しています。たとえば、「お金を無駄遣いしない」という目標をもし立てたとしても、どのくらいお金を使ってはいけないのかわからなければ、また無駄遣いしてしまうかもしれませんよね。しかし、「今月の出費を10万円以内に抑える」のように具体的に設定すれば、その効果を数値で確認できるようになるでしょうこの様な感覚です。
また、「時間制限のある」という要素は、締め切りなど時間的な制約を設けたほうがよいことを示しています。なので単に「この問題集を終わらせる」ではなく、「『来週までに』この問題集を終わらせる」と具体的にいつまでと設定することで、モチベーションが上がり目標を達成しやすくなるの
です。
この話はアメリカをはじめ
世界中の自己啓発や能力開発の
セミナー・教材で語られてきました。
しかし、この実験に関しては
1953年の学生年鑑には
そもそも実施された記録はなく
実際に参加したという卒業生は
見当たらず、疑問の声もありました。
2. 2020年9月28日 イェール大学が明かした真相
昨年2020年9月28日
イェール大学の公式サイトに
こんな回答が掲載されました。
▼参照
Q. Where can I find information on Yale’s 1953 goal study?
https://ask.library.yale.edu/faq/175224
同大学は、度重なる
問い合わせに調査を決意しました。
そして学内のあらゆる記録や、
存命であった当時の
学内幹事(書記)への
聞き取り調査なども行いました。
しかし、どこを見てもそんな実験が
あった証拠は見つかりませんでした。
そこで、この話のネタ元に
当たることにしました。
最古のネタ元は、アメリカの
「サクセス」という
雑誌の1991年9月号でした。
当時の執筆者にたずねると、
この実験の根拠は
成功哲学の大家
ジグ・ジグラー氏の
オーディオテープである
ことが判明しました。
しかし、そのジグ・ジグラー氏本人も
「長年伝えきいた逸話」と言うばかりで
明確な根拠は示しませんでした。
1953年の卒業生の1人で
弁護士のサイラス・スペングラー氏は
ユニークな反証として、明らかに目標を
書いていないけど、きちんと大成功した
学友の名前をあげています。
その中にはコーラ社のCEOである
ロベルト・ゴイゼータ氏の名前も
ありました。
3. 夢を叶える最先端の方法「リアル宝地図」
「書く」ことは大切です。
何かを明確にし記憶するには
うってつけです。
成功するまで続ければ、誰もが成功者です。
そのために目標を書いてながめて、
常に意識することは有効でしょう。
でも、それが唯一の方法ではありません。
2016年、キッザニア創業者
ハビエル・ロペス氏は東京での
講演会で次のような学習モデルを
提唱していました。
%自体は、ロペス氏の感覚でしょう。
しかし、説得力があります。
こうみると、自己啓発の流れが分かります。
「目標達成手帳が流行った理由」
「速読・速聴が流行った理由」
「リトリートなどの体験合宿が流行った理由」
同時にこの後、主流になるだろう
能力開発・夢実現のテーマも見えてきます。
それは・・・
実際に成功した日常、
夢が叶った自分を体験してみること
すると、今のできていない自分ではなく
夢が叶った自分の視点が手に入ります。
迷路も上からみると
すぐに出口が分かるように
夢が叶った自分から逆算した
最も無駄のない道のりが見えてくるのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
VRが発達すればより簡単になるでしょう。
でも、今この瞬間からでも実践できます。
たとえば、憧れのモデルルームや
最高級ホテルのラウンジに行って
そこにいる自分を体感し写真におさめ
何度も眺めてみるのもいいでしょう。
また、思い切って憧れの人に「弟子入り」して
寝食をともにし、リアルな生き様を学ぶのも
最高の方法です。
こうした手法を私たちは
【リアル宝地図】と呼び
実践をおすすめしています。
すると、いつのまにか夢が現実に
なっていることに驚くでしょう。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。