万能の天才が人生の転機で何を学んだのか【非決断力】究極の選択あなたはどうする?

今回は過去の偉人のお話です

ジョゼフ・プリーストリー(1733年~1804年)
あまり馴染みのない名前でしょう

しかし彼の発見したものは
全人類がこの瞬間も
知らない間に自然とお世話になっています。

それは、「酸素」です彼は世界で初めて酸素を化学的に認識した人です

その発見にいたるエピソードは
私達の夢実現の大きなヒントにもなりえます

1. 自己啓発の元祖が教えた合理的決断法

プリーストリーは万能の天才だったんですね
神学者、化学者、哲学者、政治顧問。
英文法の基礎を作り、哲学史にも名を遺した人物です。
ちなみに炭酸水も彼の発明です

そんな後に功績をたくさん遺した彼の
年収は100ポンド程度。
家族を養うのがやっとでした。当時の仕事は聖職者です。

そんな折、シェルバーン伯という男からとんでもない魅力的な仕事のオファーが来ます

自分の話し相手と子どもの家庭教師の依頼です。
報酬はなんと年間250ポンド。150%アップです!

飛びつきたい内容ですが、スグには答えを出さずにいました
友人から「実際は、下僕扱いされるから受けるんじゃない」という警告の手紙が来たのです。

プリーストリーは、
悩みましたそして、聡明な友人に手紙で相談をしました。

友人の名前は、アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリン

政治家であり科学者です。

13の徳を立て、自己改善につとめた自己啓発の源流にいる人物です。
当時でいえば、世界最高のコーチでしょう。

フランクリンがすすめたのは
「心の代数」というメソッドでした。
「メリット」と「デメリット」を書き出し
客観的に数えてみる
ことです。

画像3

やりはじめてすぐに
プリーストリーの顔が曇りました。

メリットは、もちろん1.5倍の年収です。
でも、デメリットの方は、多々ありました。
ロンドンへの単身赴任、
家庭教師業で研究時間がなくなること、
伯爵との関係と契約変更の危険性

さて、あなたならばどうしますか?

2. 悪口や批判は、見知らぬ人からくる

プリーストリーはとりあえず
断る事はせずに更にリサーチを繰り返しました

そして、伯爵の周囲の人にコンタクトをとり
本当の人物像を聴き取り調査を行いました

そこで大きな発見がありました。
プリーストリーは言います。

ここでプリーストリーは、
申し出を受ける決意をします。

結果としてこの判断は正解でした。
伯爵は予想以上に素晴らしい人物でした。

ロンドンへの単身赴任は行かなくてもよくなり
その上、途中からは家庭教師業も免除されました。

さらになんと、契約期間終了後も年間150ポンドの特別手当を
出してくれることになったのです!

伯爵の支援の下、プリーストリーは安定した時間と
収入を手に入れ、研究に没頭。
冒頭の酸素の発見をはじめ後世に残る著作を書くことができました。

3. 決断の前に、自分を疑ってみよう

この実話には、多くの教訓があります。

教訓1)

メリット・デメリットだけで比べると
どうしてもデメリットの方が目立つこと

教訓2)

その人をよく知らない人ほど
当人の悪口や批判をするということ

教訓3)

挑戦する前に抱いていた心配は
実際はそれほど起きないということ
(ただし粘り強く交渉すれば)

「決断は思いきれ!」と言います。

でも、実際は早急な決断においては
焦りや欲に突き動かされ目が曇っていることもあります。

そうであれば、プリーストリーのように
徹底的に自分の見解を洗い直すことに
時間をかけることは無駄では無いです

自分を信じられるまで、疑い事実を検証していきましょう。

その先に必ず発見があり
自分なりの「これしかない!」
思える決断を下すことができるでしょう

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

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